うしろの正面だーあれ
パンッ
杏奈と早織は互いの手を上で合わせた。
『やったね。』
『楽勝じゃん。』
『真実を知ろうとする者は、闇に堕ちる。』
『…ま、4階から落ちたけどね。』
そう言って窓の外を見る。
すでに野次馬が出来ている。
『うわ…エグっ。』
早織が口を押さえた。
『そーお?
私はゾクゾクするけど。』
そう言って杏奈は舌舐めずりをした。
それを見た早織の指が、微かに震えているのが分かる。
『ね…ねぇ。
ちょっとやりすぎじゃない?
別に、怪我させるだけでも良かったんでしょ…?』
『何言ってんの?あいつが生きてたら、私らがやったって あいつの口から漏れるじゃん。
死んだら絶対バレないし♪
子ども2人が殺したなんて誰も思わないよ。』
『う…ん。』