うしろの正面だーあれ



コンコン・・



ハッとして、佐和は病室の扉に目をやる。



ガラッ



その姿を見た途端、佐和の目は見開き、全身に電流が走ったかのようにビクンと体を揺らした。



『佐和…。』



『さ…おりちゃ…』



恐怖で声が上手く出ない。



『あら、お友達?
それじゃあ私、行くわね。』



『あっ 待っ…』



佐和の願いも虚しく、看護士は去っていった。






静かな病室に、2人きり。



頼みの綱である看護士も、今は居ない。



< 241 / 675 >

この作品をシェア

pagetop