うしろの正面だーあれ
楓は、自分の知っていることを全て話した。
と言っても、タケルは肝心なことは何も言っていない。
楓自身、よく分からないのだ。
そんな不透明なことを相手に説明するのだから、どんなに難しかったことだろう。
しかし、隆史は真剣に聞いてくれた。
『…そっか。
俺も今日、タケルん家 寄ってみるわ。サンキュ、楓。』
『うん…。』
言っちゃった…。
でも…隆史くんならいいよね…?
タケちゃんとも仲良いし。
隆史くんなら信じられる気がするんだ…。
その光景を睨んでいるのはサカエ。
楓の隣には、佐和が居たのだ――…