うしろの正面だーあれ
しかし、こうしてばかりは いられない。
楓は震える唇を開いた。
『あ… おばさんは…?』
『買い物。』
『そっか…。
じゃあ…2人っきりだね…。』
『………………。』
ハッ やばい…!
何言ってんだろ…。
益々 言いにくくなっちゃった…。
再び沈黙が流れる。
だいぶ心も落ち着き、もう一度 試みる。
『あのね、タケちゃん…。』
楓が呼び掛けると、タケルは優しい瞳をして“うん?”と小首を傾げた。