うしろの正面だーあれ



『…どうすればいいの?
関わるなって言ったって、私は あのクラスの一員なんだよ…?嫌でも関わらなきゃいけないじゃない…。』



楓の問いかけに、タケルは目を瞑り、少し間を置いた後 辛そうに言った。



『…傍観者になれ。』



タケルのその言葉に、楓は自分の耳を疑った。



“傍観者”



それは、正義感の強いタケルが最も嫌いな言葉であった。



そのことを楓は誇りに思っていたのだ。



そんなタケルから、思いもかけない言葉が出てきた。



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