うしろの正面だーあれ
ピチチチチ・・
カーテンの隙間から射す日差しが眩しい。
数時間しか眠れなかった瞼には厳しい程の明るさだ。
しかし、妙に目は冴えている。
たった数時間しか眠れなかったからには、さすがに体は重く、だるいのだが…。
咲子はぼぅっとしながらも、学校へ行く支度を始めた。
朝御飯を食べ、いつもより30分も早く学校に向かった。
教室には誰ひとり来ていなかった。
電気もつけずに自分の席に座る。
頬杖をつき、ぼぅっと何か漠然としたものを考える。
何をする訳でもなく、咲子はただ一点を見つめていた。
その先に、何が在る訳でもないのだけれど。