期限の無い約束
「ん?」

「なんでそれを…。」

「逐一、りょうちゃんママから聞いてたから小さい時からずーっと知ってるよ。他にも聞く?」

「いや、やめとくわ…。恥ずかしいの、バンバン出てきそうで消えたくなりそう。」

「そんなに気を張らなくても良いじゃーん。負けず嫌いのくせに、基本はビビリなの変わってないね。」

「色々あるんだよ、男には!」

「はいはい、ただ恥ずかしいのね。」

「お前は、ムードとか無いやつだな。」

「だって、私自信あるからね。」

「何がだよ!」
髪の毛を乾かし終わったままの大勢で俺の膝の間の床に座っていた渚が、振り向いて膝立ちをしてソファーに座る俺の目線が同じ高さになる両手で俺の頬を挟むと…

「私の事、絶対大事にしてくれるって自信!」
なんだよ、その顔。好きだな…マジで。
ある意味、俺なんかよりも男らしい。

「ふっ。自信家だな」

「違うよ、実績があるから。現在進行形だけど。親に挨拶に行ってもいないのにとか?付き合ってとも言ってないから彼氏でも無いしとか?婚約指輪も渡してないから婚約者でも無いしとか?ごちゃごちゃ考えてない?昔からすぐ、形から入ろうとするよね。」

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