ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉
     ◆

 その後、Labyrinthはあっさりと降伏し、壮絶な大乱闘はこれにて幕を閉じた。

 隠し倉庫から外に出ると、空は濃い藍色に染まっていて、金色の月が浮かんでいた。

もうすっかり夜になったんだ。埃っぽい場所にいたこともあって私は、澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込んだ。

「みんな、助けに来てくれて本当にありがとう!」

 私は昴くん、藤崎くん、御子柴くんに向かってお礼を言った。

「俺こそ、茉紘が無事で本当に良かった」

「おれも。あと、Labyrinthの連中に仕返しもできてスカッとしたよね」

「とにかく、怪我もなさそうでほっとしたよ」

「私も、みんなが無事で本当に良かった!」

 満面の笑顔でそう言った私に、「それにしても……」と藤崎くんが何か思い当たるように呟いた。そして。

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