ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉
◆
私、彩城茉紘。
わけあって、今日からこの黒崎学園の生徒になったばかりの中学2年生だ。
ちなみに黒崎学園を転校先に選んだのは、自由な校風で、生徒の空きがあって、そんでもって前の学校から遠く離れた場所に建っているから。
急な転校だったにもかかわらず、すぐに手続きが取れて学校に通えることを知ったときはうれしかったなあ。
でも、実際にこの学校に来てわかったその実態は――、『泣く子も黙る不良の巣窟』なんて言葉がぴったりなキケン地帯。
しかも、教室をざっと見わたしてみたところ、私以外の女子の姿は一人もいない。
私、彩城茉紘。
わけあって、今日からこの黒崎学園の生徒になったばかりの中学2年生だ。
ちなみに黒崎学園を転校先に選んだのは、自由な校風で、生徒の空きがあって、そんでもって前の学校から遠く離れた場所に建っているから。
急な転校だったにもかかわらず、すぐに手続きが取れて学校に通えることを知ったときはうれしかったなあ。
でも、実際にこの学校に来てわかったその実態は――、『泣く子も黙る不良の巣窟』なんて言葉がぴったりなキケン地帯。
しかも、教室をざっと見わたしてみたところ、私以外の女子の姿は一人もいない。