ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉
 呼び出された通り生徒相談室へ向かうと、思った通り天堂くんが待っていた。

 革張りのソファに座って、私をじっと見つめている。

『何の用で、私を呼び出したの……?』

 私は生徒指導室のドアを閉め、おそるおそるたずねると。

『きみ、今日付けで退学だから』

『た、退学……⁉』

 天堂くんの発言におどろきを隠せない。

『わかってるよね? ぼくのことをこんなふうにしたんだから』

 天堂くんは包帯でぐるぐる巻きにした頭を指差し、ニコッと笑った。

 退学、か……。まだ中学生とはいえ、退学扱いになるのは避けたかった。

 理由が理由だし、今後の進路にも響くかもしれなかったから。

『退学扱いになりたくないなら、急いで別の学校を見つけることだね』

 黙り込む私に、天堂くんの言葉が冷たく響く。

『なるべく早くしてくれよ。――きみのような得体の知れない力を使うバケモノは、この学校に置いておきたくないからね』

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