テーブルの上には空の瓶があふれていた。


「1ケースじゃ足りなかったわね」


南は残りのビールを飲み干して言った。


「何言ってるの。ほとんど南が飲んじゃったじゃない」


「そうだっけ?」


南はウーンと考えこんだ。


「冷蔵庫に缶ビール、少しならあるわよ?」


「ラッキー」


南は嬉しそうに立ち上がると、腰をフリフリ冷蔵庫に向かった。


「・・あいつ、ほんとによく飲むね」


松崎は呆れている。


「趣味がお酒だから」


理穂はそう言って笑った。


「松崎さん、あまり飲んでないでしょ?何か買ってきましょうか?」


「いや、俺は・・」


言いかけた松崎の声を遮るように、南が言った。


「じゃあ、二人で何か買ってきてよ。やっぱりこれだけじゃ足りないからさ」








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