「――で、何があったの?」


ソファーに座るなり南が言った。


理穂は驚いたように南を見て、


「なんのこと?」


「とぼけたって無駄よ。あたしを騙せるとでも思ってんの?」

南はクチャクチャとスルメを噛みながら、「そんなに赤くなるほど飲んでないでしょ」


「……」


こういう時の南の洞察力は本当に凄いと思う。


「南には敵わないな」


理穂はフーっと息をついてさきほどの出来事を話して聞かせた。



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