呪われた死神皇帝は、亡霊の愛し子に愛を囁けない
「陛下のことは、諦めなさい」
「嫌ですわ!」
「オルジェント様のお心遣いを、無下にするな。次にトラブルを起こせば、アメリの命すらも危ぶまれるのだぞ」
「命と引き換えにオルジェント様から愛してもらえるのでしたら、これほど素晴らしいことはありませんわ……!」
「アメリ! 君の妄想に、我がテランバ公爵家を巻き込まないでくれ!」
「も、妄想……ですって……?」
はっきり言わなければ伝わらないところまで来てしまっているのなら。
父親として、度が過ぎた妄想を粉砕するのは当然のことだ。
覚悟を決めた公爵が叱咤すれば、さすがのアメリも愕然としたようだ。
怒りで全身を震わせた娘は、何度も首を振って認めるわけにはいかないと拒絶する。
「そうだ。どれほどアメリが陛下を愛していたとしても、彼の心は皇妃にある。無駄なんだよ」
「そ、そんなこと、ありえませんわ……!」
イブリーヌはオルジェントにふさわしくない。
イブリーヌは皇妃としての責務を一切果たしていないのだから。
幼い頃から妃になるためだけの教育を受けてきたアメリこそが。
無能な彼女の代わりに、皇帝の力になるべきだ。
「嫌ですわ!」
「オルジェント様のお心遣いを、無下にするな。次にトラブルを起こせば、アメリの命すらも危ぶまれるのだぞ」
「命と引き換えにオルジェント様から愛してもらえるのでしたら、これほど素晴らしいことはありませんわ……!」
「アメリ! 君の妄想に、我がテランバ公爵家を巻き込まないでくれ!」
「も、妄想……ですって……?」
はっきり言わなければ伝わらないところまで来てしまっているのなら。
父親として、度が過ぎた妄想を粉砕するのは当然のことだ。
覚悟を決めた公爵が叱咤すれば、さすがのアメリも愕然としたようだ。
怒りで全身を震わせた娘は、何度も首を振って認めるわけにはいかないと拒絶する。
「そうだ。どれほどアメリが陛下を愛していたとしても、彼の心は皇妃にある。無駄なんだよ」
「そ、そんなこと、ありえませんわ……!」
イブリーヌはオルジェントにふさわしくない。
イブリーヌは皇妃としての責務を一切果たしていないのだから。
幼い頃から妃になるためだけの教育を受けてきたアメリこそが。
無能な彼女の代わりに、皇帝の力になるべきだ。