梓沢くん、拾っちゃいました。
「……ん」

「……んん、なんかふわふわしてる?」

 わたしは隣のベットで目を覚ます。


 か、髪の毛!?


「!?」

 梓沢くんにぎゅっと抱かれていた。

 梓沢くんはすやすや眠っている。


 な、なななななんで、ここに梓沢くんが!?


 窓から外を見ると、夕焼け空が広がっている。


 え、もう放課後?

 ずっとこのまま寝てたの!?

 ど、どどどどうしよう。

 と、とにかく、ここから脱出しないと!
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