梓沢くん、拾っちゃいました。
 それから、15分後。

 狭いマンションの部屋で梓沢くんが、わたしが入れたハルピスと一緒に手作りフツーツサンドを食べている。

「フツーツサンド美味しい」

「本当? 良かった」


 …何、この会話。

 まるでカレカノみたい。
 
 これ、現実なんだよね?


「あの、今日はこのベットで寝て下さい」

「わたしは床で寝るので…」

 トンッ…。

 わたしの肩に持たれかかる梓沢くん。
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