純恋〜ひとつの光〜
太一に言われた。

私みたいな傷だらけの女なんて…って。

耀くんは、この汚い左腕を見て気持ち悪いと思うかな。

思うよね。

何故か嫌われたくないと思っている自分がいて、私はザバッとお風呂から出た。

太一とあんな事があったばかりなのに、一体何を考えてるの。

バスローブを羽織り、タオルで髪をぐるぐる巻く。

用意されている高級なスキンケアを使って整える。

こんな風にゆっくりお風呂に入る事も、スキンケアをする事もなかったな…

こんな体験をさせてくれた耀くんには感謝しないとだな。

余った化粧水を身体にも塗ってみたりして、初めての贅沢な時間に何をしたらいいのかわからなくなる。

すると携帯が鳴り確認すれば耀くんからだった。



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