思い出の旅路
後悔しながら生活して半年。
突然、彼から連絡があった。

ーもう一度会えない?

また飛び跳ねたのを覚えてる。
あの時は父に怒られた。

「やり直せないか?」

その言葉と手のひらにはシンプルな家の鍵。

めちゃくちゃ泣く私を笑って抱きしめてくれたっけ。

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