思い出の旅路

「消しゴム落ちてたよ」

初めて彼から掛けられた言葉。

高校二年で一緒のクラスになって、
たまたま拾ってくれただけ。

「ありがとう」

特別彼を意識してはなかった。

友達と居ても物静かな彼。
勉強も普通、顏も特段カッコいいわけじゃない。

じゃあ何で好きになったんだっけ?

そうだあれ!



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