殺し屋さんと超能力者ちゃん
殺し屋 『死神』


―グハッ



血を吐きながら、ターゲットは倒れた。男は顔についた血を、手で拭った。



ポケットから、トランシーバーを出した。



「こちら死神、ターゲットの始末完了。これからアジトに戻ります。どうぞ。」



『よくやった、報酬は明日払う。どうぞ。』



トランシーバーから聞こえる声は、ボスのだ。



「片付けは、こちらでしますか?どうぞ。」



ターゲットを殺した部屋は、血まみれで、死体もあった。



『それは、こちらで片付ける。お前は帰っていいぞ。終わり。』



プツンとトランシーバーの電波が切れた。



男は、血まみれの部屋から出た。

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