好きになったらダメなのに、

再会

晴れて〇〇大学に入学した私、白石 沙耶は入学して1ヶ月で心配だった友達も難なくできた。




高校よりも少し遠いのは難点だが、地元が近い友達も出来たおかげで最寄り近くまで友達と電車で帰ることが出来た。




「沙耶〜!!ウチの大学のサークルじゃなくてインカレサークル入ろうよ〜!!!」





最近ずっと私に懇願してくるこの子は、最寄り駅から二駅違いの森川日向。





最近はこれしか言わないので少しうんざりしてきてる所。





「インカレねぇ〜……。」





「ホント一瞬!1ヶ月とかでもいいからお試しで入ろうよ〜!!!慶〇大とか、早〇〇大とかのイケメンも沢山いるんだよ〜!!!!ねっ!お願い!!!!」






日向は高学歴イケメン彼氏を狙ってるみたいで、早1ヶ月でうちの大学には有望な人間もイケメンもいない!ってすぐ見切りつけてサークルはインカレがいい!と言った理由らしい。






でも正直そんなに断る理由もないし、私は今は恋愛にも興味が無いから1ヶ月だけ入って日向が楽しそうにしてるのみながらフェイドアウトしようかな?






なんて考えながら、「分かったよ〜、入る入るインカレサークル」と流れで答えてしまった。








あれにあうなんてことは知らずに。








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