『人妻の過去』
少しニヤけてしまった…。


『好きなのはあきなだから』


そのフレーズだけが頭の中で繰り返される。


…ちなみにアタシが浮気したかどうかなんて、


どうでもいいんだね↓


仁;あきな!!!!!!


大声で呼ばれてハッとする。


あきな;何〜?聞いてるよ?!


仁;これ、お土産☆


そう言って差し出してきたのは、


白い小さなテディベアと


…なぜかプーさんのハンカチ。


仁;近くにテディベア館ってのがあってさ…。本当はもっとデカイの買ってやりたかったんだけど、金なくて…。ごめんな?まぁ気持ちだから!!手術の後なのに、1人にしてごめんな…。


うん…うん…とテディベアを抱きしめて頷く。


あぁ…、こんなとこが好きなんだ…。


あきな;プーさんのハンカチは?


少し涙声で聞く


仁;それは女共から!!『彼女が可哀相だから』だってさ!!






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