超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する
「ねぇ、シンはアンセムをどんな人だと思ってるの?」
「歯の浮くセリフがいくらでも言える色男」
「あっはっは。確かに」
笑いながら頷くテラス。
「だろ?」
肯定されて、得意げなシン。
「でもね、それだけじゃないんだよ」
「あっそ。何?ノロケ?」
「説明だよ。シンが聞きたいって言ったんじゃん」
「まぁな…」
「気遣いが細やかなんだよ。だけど、意外と冷静じゃなかったりするんだ。
優しいけど、時々意地悪で、それから、結構迂闊なんだよね。
女の子に囲まれてるのが常だからか、ちょっと常識ズレてるところもあるし」
「なんだよ、やっぱノロケじゃないか」
聞いて損したとでも言いたげなシン。
「違うよ。説明だよ。
だから、そういう色々な面を私に見せてくれたから、少しずつ気持ちが変わったんだと思うんだ」
「そういうもんか?」
「さぁ?私はそうだったってだけ、かな」
「じゃあ、あいつはテラスのどこを好きになったんだ?」
「さぁ…」
「さぁ…って、知らねーのかよ」
いつの間にか好きになっていた、そう言われたことをテラスは思い出した。
「本当に、変な人だよね。何で私なんだろ」
「物好きなんじゃねーの?」
「あは、それ、あるかも」
「今の皮肉だぜ」
「あ、そうなんだ」
シンはテラスの反応に、やれやれと首を振った。
「さて、帰ろうよ」
「そうだな」
そして2人は教室を出た。
「歯の浮くセリフがいくらでも言える色男」
「あっはっは。確かに」
笑いながら頷くテラス。
「だろ?」
肯定されて、得意げなシン。
「でもね、それだけじゃないんだよ」
「あっそ。何?ノロケ?」
「説明だよ。シンが聞きたいって言ったんじゃん」
「まぁな…」
「気遣いが細やかなんだよ。だけど、意外と冷静じゃなかったりするんだ。
優しいけど、時々意地悪で、それから、結構迂闊なんだよね。
女の子に囲まれてるのが常だからか、ちょっと常識ズレてるところもあるし」
「なんだよ、やっぱノロケじゃないか」
聞いて損したとでも言いたげなシン。
「違うよ。説明だよ。
だから、そういう色々な面を私に見せてくれたから、少しずつ気持ちが変わったんだと思うんだ」
「そういうもんか?」
「さぁ?私はそうだったってだけ、かな」
「じゃあ、あいつはテラスのどこを好きになったんだ?」
「さぁ…」
「さぁ…って、知らねーのかよ」
いつの間にか好きになっていた、そう言われたことをテラスは思い出した。
「本当に、変な人だよね。何で私なんだろ」
「物好きなんじゃねーの?」
「あは、それ、あるかも」
「今の皮肉だぜ」
「あ、そうなんだ」
シンはテラスの反応に、やれやれと首を振った。
「さて、帰ろうよ」
「そうだな」
そして2人は教室を出た。