【完結】年の差十五の旦那様Ⅲ~義妹に婚約者を奪われ、冷酷な辺境伯の元に追いやられましたが、毎日幸せです!~
「いつか、子供が出来たら。……また、ここに来ましょうね」
「……あぁ」

 約束ともいえない希望的観測論。

 それでも私はその未来があると信じている。

 彼の肩に頭を預けて、目を瞑る。

「本当に、ありがとうございます。そして、今後ともどうぞよろしくお願いしますね、旦那様」

 きっと今後もたくさん嫌なことも辛いこともある。

 喧嘩だってするだろうし、嫌になることだってあると思う。

(でも、このお人とだったら大丈夫)

 そう思う私の気持ちは、間違いじゃないはずだ。

 今後も私は、この人と生きていく。

 十五歳年上の旦那様と――ずっと、一緒に。
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