お姫様の条件
「まっ、待ってください谷川さん!!」
私、両親いるし、学校だって…
それに海音寺響ほどの歌唱力&体力なんてどこにも_| ̄|○
「心配はいらん。家庭に連絡はしてある。600万ですんなり承諾してくれた」
こいつは人の心を読む力でもあるのか!?
…っていうか親!
私の約9ヶ月はそんな安いんかい!!!
「…私、やっぱり不安なんですが……」
「学校でお前の事は調べさせてもらった。楠ヶ丘学園2?B花里美愛、音楽5(=歌唱力OK)、体育5(=ダンスOK)…」
谷川は少し厚めの紙に書いてあることを読み上げる。
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