君の瞳にこの愛を捧ぐ〜凄腕眼科医の執着愛〜
偶然の出会い
カフェに来てもう1時間以上経っただろうか…。のめり込むように黙々と翻訳をしていた私の横に、気付けば人の気配を感じる。
店内に流れるBGMの音の間を縫って、サラサラっと本をめくる音がかすかに聞こえる。
この香り…どこかで嗅いだ事があるような…。香水とも頭髪剤ともとれない微かな爽やかな良い香り。
店内が混んで来たのかな?
カウンター席の一つ飛ばした左隣り、誰かが座っている気配を感じる。
手を止めて、ひと息つきミルクティーを口に運ぶ。
「美味しい…。」
ついそう呟いてしまう。
1時間集中し過ぎて気付けば喉がカラカラだった。
「あの、少しブラインドを下げても良いですか?」
ふいに隣の人が話しかけてくる。
「あっ…どうぞ。気付かなくてすいません。」
ドキンとして隣の人の方に顔を向ける。
他の人より明るさに弱い私は、薄い色付きのメガネをしていたから、眩しいくらいに日差しが入ってきている事に気付かなかった。
それにしても…この人の声…涼さんに似てる…?
変なところでノスタルジックにしたってしまい、つい視線を止めてしまう。
いけない、他人の空似なんだから、あまり目線を向けてしまうのは失礼に当たる。
私は慌てて向き直って、思い出したかのように仕事に戻る。
店内に流れるBGMの音の間を縫って、サラサラっと本をめくる音がかすかに聞こえる。
この香り…どこかで嗅いだ事があるような…。香水とも頭髪剤ともとれない微かな爽やかな良い香り。
店内が混んで来たのかな?
カウンター席の一つ飛ばした左隣り、誰かが座っている気配を感じる。
手を止めて、ひと息つきミルクティーを口に運ぶ。
「美味しい…。」
ついそう呟いてしまう。
1時間集中し過ぎて気付けば喉がカラカラだった。
「あの、少しブラインドを下げても良いですか?」
ふいに隣の人が話しかけてくる。
「あっ…どうぞ。気付かなくてすいません。」
ドキンとして隣の人の方に顔を向ける。
他の人より明るさに弱い私は、薄い色付きのメガネをしていたから、眩しいくらいに日差しが入ってきている事に気付かなかった。
それにしても…この人の声…涼さんに似てる…?
変なところでノスタルジックにしたってしまい、つい視線を止めてしまう。
いけない、他人の空似なんだから、あまり目線を向けてしまうのは失礼に当たる。
私は慌てて向き直って、思い出したかのように仕事に戻る。