愛おしい、君との週末配信✩.*˚【BL】
全員、部屋の床に座る。
「永瀬、四人で何をする?」と、桜塚が尋ねた。
「俺に聞くのか。お前らは何かやりたいことないの?」
「永瀬は、ただ画面の中にいるだけでアクセスが勝手に伸びていくからなぁ」と、永瀬の質問に答えながらメガネを拭く山田。
「じゃあ、羽月と俺はとりあえず画面にいるだけでいいか?」
「いや、それは何か違う。優心さまはやりたいことないのか?」
「僕は……今は、妹たちのシュシュを作りたい」
桜塚の問いかけに対して、正直に答えた。
「そういうことではなくて、動画でやることを……」
「いいな、それ。手芸をやればいい」
桜塚が否定しようとしていた時、永瀬がひかえめではあるものの明るめな声でそう言った。
手芸やるんだったら、普段と変わらないじゃん。
「それなら……いいかも」と僕が頷くと話が勝手に進み、四人でやる第一回記念配信は全員で僕の妹に何かを作ることになった。と言うことは、永瀬もか? 「かけるんの手作り!」と喜ぶ妹たちの顔が頭に浮かんでくる。あぁ、浮かんでくるけれど永瀬が作ったもので喜ぶなんて。と、妬ける。
「とりあえず、週末全員暇か?」と桜塚が聞くと、永瀬は夕方から撮影があるらしく、それまでの時間までなら集まれることになった。
そして週末、ここで撮影することが正式に決定された。
「優心さま、連絡先教えて?」
「うん、分かった」
しぶしぶ桜塚と山田と連絡先を交換していると「俺も」と、永瀬のスマホが僕のスマホの横にぬんと現れた。
「う、うん。分かった」
「なんで俺にだけこんなに声が低いの?」と言いながら永瀬はふふっと笑う。
僕は無視して連絡先を交換しあった。
「永瀬、四人で何をする?」と、桜塚が尋ねた。
「俺に聞くのか。お前らは何かやりたいことないの?」
「永瀬は、ただ画面の中にいるだけでアクセスが勝手に伸びていくからなぁ」と、永瀬の質問に答えながらメガネを拭く山田。
「じゃあ、羽月と俺はとりあえず画面にいるだけでいいか?」
「いや、それは何か違う。優心さまはやりたいことないのか?」
「僕は……今は、妹たちのシュシュを作りたい」
桜塚の問いかけに対して、正直に答えた。
「そういうことではなくて、動画でやることを……」
「いいな、それ。手芸をやればいい」
桜塚が否定しようとしていた時、永瀬がひかえめではあるものの明るめな声でそう言った。
手芸やるんだったら、普段と変わらないじゃん。
「それなら……いいかも」と僕が頷くと話が勝手に進み、四人でやる第一回記念配信は全員で僕の妹に何かを作ることになった。と言うことは、永瀬もか? 「かけるんの手作り!」と喜ぶ妹たちの顔が頭に浮かんでくる。あぁ、浮かんでくるけれど永瀬が作ったもので喜ぶなんて。と、妬ける。
「とりあえず、週末全員暇か?」と桜塚が聞くと、永瀬は夕方から撮影があるらしく、それまでの時間までなら集まれることになった。
そして週末、ここで撮影することが正式に決定された。
「優心さま、連絡先教えて?」
「うん、分かった」
しぶしぶ桜塚と山田と連絡先を交換していると「俺も」と、永瀬のスマホが僕のスマホの横にぬんと現れた。
「う、うん。分かった」
「なんで俺にだけこんなに声が低いの?」と言いながら永瀬はふふっと笑う。
僕は無視して連絡先を交換しあった。