愛おしい、君との週末配信✩.*˚【BL】
駐輪場に着いた。まずは小学三年生の妹、風花のキッズケータイにうさぎのお辞儀スタンプを添えて『今から帰るぴょん』とメッセージを送った。そして小学一年生の妹、柚花にも。柚花の誕生日にGPSがついてて文章を送りあったり電話もできる腕時計を、冬休みに郵便局でバイトをして貯めたお金でプレゼントした。電源入っていてすぐに読んでくれたら良いなと願いながら同じ言葉とスタンプを送る。
すぐに『まってるぴょん』と言葉が添えてあるかわいいうさぎスタンプの返信が柚花から来て僕はキュンと胸が鳴る。続いて風花からも『気をつけてぴょん』と言葉が添えてあるうさぎのスタンプも来て、気持ちがうさぎみたいに軽やかに跳ね上がった。妹たちの言葉により、僕の心は浄化されて穏やかになった。穏やかな気持ちのまま自転車で十五分ぐらいの道を走った。
だけど自分の家の前でふと思い出す。意識が戻ってきた時の頭を撫でられた感触を。
――あれはなんだったんだ?
すぐに『まってるぴょん』と言葉が添えてあるかわいいうさぎスタンプの返信が柚花から来て僕はキュンと胸が鳴る。続いて風花からも『気をつけてぴょん』と言葉が添えてあるうさぎのスタンプも来て、気持ちがうさぎみたいに軽やかに跳ね上がった。妹たちの言葉により、僕の心は浄化されて穏やかになった。穏やかな気持ちのまま自転車で十五分ぐらいの道を走った。
だけど自分の家の前でふと思い出す。意識が戻ってきた時の頭を撫でられた感触を。
――あれはなんだったんだ?