罪深く、私を奪って。
……なんか、これじゃあ私が自意識過剰みたいだ。
「ほんと、バカみたい……」
仕事を終え私服に着替え、更衣室から出ながらそうつぶやくと、
「バカって、誰が?」
誰もいないと思っていたのに不意に後ろから聞こえてきた声に、驚いて飛び上がった。
「あ、ごめん驚かせちゃった?」
慌てて振り返ると、そこにいたのは亜紀さんと永瀬さん。
「あ、亜紀さん……」
まだ残業の最中なのか、二人ともスーツ姿で書類袋を持ったまま休憩室で飲み物を飲んでいた。
「詩織久しぶりだねー。最近なんか顔合わせる事なかったもんね」
こうやって亜紀さんと話すのは久しぶりだ。
それは私が咲けていたら。
石井さんとの事が後ろめたくて、自然と亜紀さんの事も避けてしまっていた。
亜紀さんが悪い訳じゃないってわかってるのに。
亜紀さんの顔を見ると、どうしようもなく胸がもやもやして。
自分の感情をうまくコントロールできなくて、どうしても亜紀さんに背を向けることが多くなっていた。
でも、久しぶりに見る亜紀さんの笑顔は、相変わらず太陽みたいに明るくて、やっぱり素敵な人だなと思った。
「まだお仕事中ですか?」
「そ、今日も残業中。ちょっと休憩しようと思って」
「営業部にも休憩所あるのに、ここで休憩したいって言う我が儘なお嬢さんに付き合ってんの。俺って優しいでしょ」
「だって、営業の方の自販機にココア入ってないんだもん!」
「ほんと、バカみたい……」
仕事を終え私服に着替え、更衣室から出ながらそうつぶやくと、
「バカって、誰が?」
誰もいないと思っていたのに不意に後ろから聞こえてきた声に、驚いて飛び上がった。
「あ、ごめん驚かせちゃった?」
慌てて振り返ると、そこにいたのは亜紀さんと永瀬さん。
「あ、亜紀さん……」
まだ残業の最中なのか、二人ともスーツ姿で書類袋を持ったまま休憩室で飲み物を飲んでいた。
「詩織久しぶりだねー。最近なんか顔合わせる事なかったもんね」
こうやって亜紀さんと話すのは久しぶりだ。
それは私が咲けていたら。
石井さんとの事が後ろめたくて、自然と亜紀さんの事も避けてしまっていた。
亜紀さんが悪い訳じゃないってわかってるのに。
亜紀さんの顔を見ると、どうしようもなく胸がもやもやして。
自分の感情をうまくコントロールできなくて、どうしても亜紀さんに背を向けることが多くなっていた。
でも、久しぶりに見る亜紀さんの笑顔は、相変わらず太陽みたいに明るくて、やっぱり素敵な人だなと思った。
「まだお仕事中ですか?」
「そ、今日も残業中。ちょっと休憩しようと思って」
「営業部にも休憩所あるのに、ここで休憩したいって言う我が儘なお嬢さんに付き合ってんの。俺って優しいでしょ」
「だって、営業の方の自販機にココア入ってないんだもん!」