罪深く、私を奪って。
相変わらず仲良く言い合いを始める二人が微笑ましくて、思わず頬が緩んだ。
やっぱり私、亜紀さんの事好きだな。
亜紀さんの明るい笑顔を見ると、こっちまで心が明るくなる気がする。
「亜紀って酒飲みのクセに甘党だよなぁ」
亜紀さんの持つココアの缶を見ながら、永瀬さんが呆れたように言った。
「喫煙家より甘党の方がずっと無害でいいでしょ」
「あー、はいはい。すいませんね。じゃあ喫煙家は大人しく喫煙室に行きますよ」
ガラス張りの喫煙室に行くのが面倒だったのか、今まで休憩室のテーブルに置いたコーヒーの空き缶を灰皿代わりに煙草を吸っていた永瀬さんは、亜紀さんに睨まれて仕方なく立ち上がり、休憩室の隅にある喫煙室へと歩いて行った。
「ごめんね、詩織。ここ一応禁煙なのに」
「あ、ぜんぜん大丈夫ですよ。昔は苦手だったんですけど、今は別に煙草の煙キライじゃなです」
私がそう言うと、亜紀さんは少し驚いた顔をした。
「亜紀さんは煙草キライなんですか?」
「キライってほどじゃないけど。いっつも隣で煙草吸われると、さすがにうんざりするよね」
甘そうな缶のココアを勢いよく飲み干してそう言った。
「石井もヘビースモーカーだし、永瀬もいつも吸ってるし。お陰で服も髪も煙草臭いんだけど」
亜紀さんは後ろでひとつに結んだ自分の髪に鼻を近づける仕草をして、大袈裟にシワをよせてみせる。
「そっか、石井さんも吸うんですよね……」
やっぱり私、亜紀さんの事好きだな。
亜紀さんの明るい笑顔を見ると、こっちまで心が明るくなる気がする。
「亜紀って酒飲みのクセに甘党だよなぁ」
亜紀さんの持つココアの缶を見ながら、永瀬さんが呆れたように言った。
「喫煙家より甘党の方がずっと無害でいいでしょ」
「あー、はいはい。すいませんね。じゃあ喫煙家は大人しく喫煙室に行きますよ」
ガラス張りの喫煙室に行くのが面倒だったのか、今まで休憩室のテーブルに置いたコーヒーの空き缶を灰皿代わりに煙草を吸っていた永瀬さんは、亜紀さんに睨まれて仕方なく立ち上がり、休憩室の隅にある喫煙室へと歩いて行った。
「ごめんね、詩織。ここ一応禁煙なのに」
「あ、ぜんぜん大丈夫ですよ。昔は苦手だったんですけど、今は別に煙草の煙キライじゃなです」
私がそう言うと、亜紀さんは少し驚いた顔をした。
「亜紀さんは煙草キライなんですか?」
「キライってほどじゃないけど。いっつも隣で煙草吸われると、さすがにうんざりするよね」
甘そうな缶のココアを勢いよく飲み干してそう言った。
「石井もヘビースモーカーだし、永瀬もいつも吸ってるし。お陰で服も髪も煙草臭いんだけど」
亜紀さんは後ろでひとつに結んだ自分の髪に鼻を近づける仕草をして、大袈裟にシワをよせてみせる。
「そっか、石井さんも吸うんですよね……」