Mutter
今日は働いているお店に、ナオコが来た。
「ナオコちゃんどうしたん」
本当は来て欲しくなかった。
「暇っつか源氏名で呼べ」
シャキっとしてしまった。
「昨日さ、ミホコが撮影行ってん。そんでさうち一緒に行ってん。見る?」
「ええー! あいらっしゃいませ」
「あーそいつ面接」
遠くから先生の声がした。
ナオコがテーブルの上に、数枚の写真を並べた。
「ええっとこれがミホコで、そのほらこれがうち。ショックやわー」
「ええ何で?」
「わしデブ」
どうしたらいいだろう。こういう時。今まで何回も人生をごまかして来た。こういう時にごまかすのは、最低な奴だと思う。
「うーんそんな事ないよ」
「明日一緒に行く?」
「えっ」
「場所は東京テレポート」
「何で?」
「人足らなくて、誰でもいいって」
「それ大丈夫?」
「ちゃん♪ちゃんちゃんちゃんっ」
タモリの3拍子みたいなのをやった。
「でも明日だって普通に僕っち出勤だよ」
「朝7時! 決定ー」
うへえ。と思った。朝7時。隣は何を、する人ぞ
「ナオコちゃんどうしたん」
本当は来て欲しくなかった。
「暇っつか源氏名で呼べ」
シャキっとしてしまった。
「昨日さ、ミホコが撮影行ってん。そんでさうち一緒に行ってん。見る?」
「ええー! あいらっしゃいませ」
「あーそいつ面接」
遠くから先生の声がした。
ナオコがテーブルの上に、数枚の写真を並べた。
「ええっとこれがミホコで、そのほらこれがうち。ショックやわー」
「ええ何で?」
「わしデブ」
どうしたらいいだろう。こういう時。今まで何回も人生をごまかして来た。こういう時にごまかすのは、最低な奴だと思う。
「うーんそんな事ないよ」
「明日一緒に行く?」
「えっ」
「場所は東京テレポート」
「何で?」
「人足らなくて、誰でもいいって」
「それ大丈夫?」
「ちゃん♪ちゃんちゃんちゃんっ」
タモリの3拍子みたいなのをやった。
「でも明日だって普通に僕っち出勤だよ」
「朝7時! 決定ー」
うへえ。と思った。朝7時。隣は何を、する人ぞ