不遇ヒロインに憧れるあまりに不遇ヒーローを助けたら、溺愛されました
学院祭の来客は女性が多いから演劇を選択した。演目も女性好みのものにした。完璧に役を演じるために、暴行を受けることも必然だった━━なのに。

何度も何度も執拗に邪魔が入り、完璧な計画が頓挫してしまった。


計画に気を取られていて、まさか君がエリザベス嬢だったとは予想外だったよ。

そのアメジストのような瞳を見ると、堪らなく興奮する。

タイピンやカフスがすり替わっていた時には狂喜したよ。

魔道具の小型化なんて初めて見たよ。君の才能は素晴らしい。僕達は完璧な夫婦になれる。

ただ、一つ君が見落としているのは、僕はね、魔道具がなくても魔法が使えるんだよ。

なにごとも完璧でないとね。

だけど、その考えももう捨てようと思う。

完璧でなくても、エリザベスと身も心も繋がることで満たされることを知ってしまったから。


既成事実も作ったし、
もう、絶対に逃さないからねエリザベス

~fin~
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