不遇ヒロインに憧れるあまりに不遇ヒーローを助けたら、溺愛されました

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レオナルドはバークレイ侯爵家の長男として生まれた。

幼い頃から成績は常にトップであった。
「何事も完璧であれ」という厳しい父の言いつけ通りに、学園も首席で卒業し、そして学院へと入学した。学院へと入学出来る者は、優秀な成績で学園を卒業し、厳しい試験に合格した者だけだ。その為、学院を卒業した者へは、エリートな将来が約束される。


完璧な後継ぎとなるために、由緒正しい家柄のエクサード伯爵家との婚姻が必要だった。


そこに感情はなかった━━はずなのに。

学院祭での催しで、最高得点を取った者には、希望のものを褒美に与える習わしがある。

僕は、「これだ」と思った。最高得点を取った暁に、学院長へ、エリザベスへの婚約の申し入れをお願いするのだ。

決してお淑やかとはいえないが、家柄といい、容姿といい、何より頭がいい。僕には敵わないだろうけど。
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