エレベーターゲーム

第7ゲーム【大城みゆき対連野ひかる】

(ひかるside)
もうあと4人。
ビーーーーー！
もうそろそろ当たってもおかしくないかな…

【7回戦】
大城みゆき対連野ひかる

…やっぱり。
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特に接点もない私たち。
関わったのなら、月美が殺された時の犯人探しに関わった。
その途中私は殺され、みゆきはそのあと犯人と疑われて殺されたらしい。
行き着く階を知っているのは私だ。
私が自分とみゆきの運命を決めていると言っても過言ではない。
普通に考えたら2人で生き返るのが理想的だ。
「ねえ」
「？」
「私を殺して」
「え！？」
なんで！？
みゆきってなんか罪を犯したっけ…
「みゆきはなんの罪もないよ！」
「あるの。私、歩美ちゃんがプールから出てきたところを見たの。でもそれを、言えなかった」
別に死にたいと願うほどの罪でもない。
「本当ならこのことを話せば早くこの事態が治ったのに、言えなかった。そのせいで、ひかるちゃんが殺されて…ひかるちゃんを殺したのは、私です」
「そんなこと…」
「私です…私です…ごめんなさい…」
とうとう泣き出したみゆき。
ああ、ダメだ。
これはもう、説得できない。
精神がもう常に崩壊している。
どれだけ説得したって、彼女は死の道を歩もうとする。
たとえ生き返っても。
だったら私も死のう。
「私も死んであげる」
「え？私、ひかるちゃんを巻き込むこと…」
「いいのそれに…1人だと、心細いでしょ？」
1人は誰だって心細い。
いつか、心細い思いをしている人がいたら、そばにいようって決意をした記憶がある。
やっと、成し遂げられた。
「あり…がと…」
そして私は2階のボタンを押す。
ガタン。
「…私のこと、忘れないでね…」
そしてみゆきと一緒に、私は階の部屋に足を踏み入れた。
…ガタンーーーーーー

結果
両者敗北