この恋は、賞味期限切れ



そのあと、どうやって家に着いたのかははっきりとは覚えていない。


凪と学校でわかれ、そのあとに気がついたら自分の部屋にいた。


......ああ、そっか。


なんでこんなにも胸が痛むのかと思ったけど、そんなの簡単だった。




......私、凪のことが好きなんだ。


そのことを自覚すると、もうあとはどうしようもなかった。


「うっひぐっ、ふ、う、うわあぁぁぁん」


周りもなにも気にせず、泣きじゃくってしまう。


でも、もうどうしようもないじゃん。


凪は陽菜乃のことが好きなんだもん。


私にできることは、凪の「友達」として陽菜乃との恋を応援することだけ。


この恋は、誰にも言わない。


なかったことにして、封印しよう。
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