地の果てに咲く花
「っ、楠見、聞こえるか!救急車を呼ぶ!お前たちは楠見を見てろ!」
「「は、はい!」」
先生がバタバタとどこかに走りに行く。
何で皆、そんな悲しそうな顔するの。
私が、不安にさせてるみたい。
……違うか。
私が皆に、“迷惑かけてるだけ”なんだ。
皆、本当は悲しくなんて思ってないんでしょ?
『皆きっとこう思うから』。だから周りに合わせてそんな顔するんだ。
私のこと、見てくれるのなんて。
『桜駒』
お兄ちゃん。今何処にいるの。
私苦しいの。怖い。
息がうまく吸えなくてね。
一人ぼっちみたいなの。
会いたい。
会いたいよ、お兄ちゃん。
「「は、はい!」」
先生がバタバタとどこかに走りに行く。
何で皆、そんな悲しそうな顔するの。
私が、不安にさせてるみたい。
……違うか。
私が皆に、“迷惑かけてるだけ”なんだ。
皆、本当は悲しくなんて思ってないんでしょ?
『皆きっとこう思うから』。だから周りに合わせてそんな顔するんだ。
私のこと、見てくれるのなんて。
『桜駒』
お兄ちゃん。今何処にいるの。
私苦しいの。怖い。
息がうまく吸えなくてね。
一人ぼっちみたいなの。
会いたい。
会いたいよ、お兄ちゃん。