ポヨポヨな彼の正体を突き止めたいのですが?!
The Other Day By;Sorato
デブにとって、小学校生活は何よりもキツイ。
肉がついているからと、サンドバッグのように叩かれて。
汗をかいていれば、気持ち悪いとはぶられ。
それから給食の残飯処理係。
新しいクラスでも、早速それが始まった。
小学2年生の給食の時間。
床に落ちたのも平気で盛り付けられた。
豚のエサにしては高級すぎると言われ、食べるのを拒むと顔を無理やり押し付けられた。
泣いたら負けだと思って、必死でガマンした。
それでもやっぱり涙は出る。
デブが泣いたと、大はしゃぎするクラスのヤツら。
1人の暗闇は、面白がる空気に飲み込まれた。
その時、机を思いっきり叩いて、叫んだ女の子がいた。
奇声というよりは、もっとこう、腹の底から吠えるような声だった。
見ると、おかっぱの色黒のほっそりとした子だ。
「お前ら、うるさい! いじめんな!」
「いじめてねぇよ。じゃれてるだけだ」
「やられてる側が、イヤだったら、それはもうりっぱないじめだ!!」
「うっせーよ!」
いじめ軍団のリーダーっぽいヤツが、彼女に飛びかかった。
すると、彼女はものすごい勢いで彼の股を蹴った。
その後は大惨事。
ぎゃあぎゃあ泣きわめく彼と、先生に怒鳴られている彼女。
それでも、泣くのを我慢して先生に向かって、どうして彼を殴ったかを説明していた。
先生は反省の色が無いとヒステリーをおこしていたが、彼女は僕を必死でかばってくれた。
それからすぐ、両親の仕事で県外に引っ越すことになった。
あの子にちゃんとしたお礼も言えず、いつか会えた時のためにと必死で筋トレすることにした。
中学校の時、待ちに待った再会。
勇気を出して、告白した。
真っ赤になって受け入れてくれた彼女だったけど、その日のうちにフラれた。
絶望のどん底で、どうしたらいいかわからなくなって。
全部忘れるためにイギリスに行ったけど。
結局、何をしていても、彼女からどれだけ遠く離れても、全然忘れられなくて。
前よりも、どんどん好きになって。
きっと、彼女だったらこのスイーツを美味しそうに食べてくれるんだろうな…とか。
この景色、一緒に見たいとか。
やりたい事がずっと雪のように降り積もっていく。
友達でも、いや、ただの知り合いでもいいから側にいたいと思って結局日本に戻った。
戻っただけじゃダメだ。
彼女がどこでどうしているのか、確実に知りたくてSNSを駆使しながら、自分の足で小学校の時のエリアを歩きつぶす。
重ねて、新聞配達もした。
見つけた。
僕の宝。
だから、もう何があっても離さない。
だから。
この気持ちは封印するから。
また明日も僕と話してね。
肉がついているからと、サンドバッグのように叩かれて。
汗をかいていれば、気持ち悪いとはぶられ。
それから給食の残飯処理係。
新しいクラスでも、早速それが始まった。
小学2年生の給食の時間。
床に落ちたのも平気で盛り付けられた。
豚のエサにしては高級すぎると言われ、食べるのを拒むと顔を無理やり押し付けられた。
泣いたら負けだと思って、必死でガマンした。
それでもやっぱり涙は出る。
デブが泣いたと、大はしゃぎするクラスのヤツら。
1人の暗闇は、面白がる空気に飲み込まれた。
その時、机を思いっきり叩いて、叫んだ女の子がいた。
奇声というよりは、もっとこう、腹の底から吠えるような声だった。
見ると、おかっぱの色黒のほっそりとした子だ。
「お前ら、うるさい! いじめんな!」
「いじめてねぇよ。じゃれてるだけだ」
「やられてる側が、イヤだったら、それはもうりっぱないじめだ!!」
「うっせーよ!」
いじめ軍団のリーダーっぽいヤツが、彼女に飛びかかった。
すると、彼女はものすごい勢いで彼の股を蹴った。
その後は大惨事。
ぎゃあぎゃあ泣きわめく彼と、先生に怒鳴られている彼女。
それでも、泣くのを我慢して先生に向かって、どうして彼を殴ったかを説明していた。
先生は反省の色が無いとヒステリーをおこしていたが、彼女は僕を必死でかばってくれた。
それからすぐ、両親の仕事で県外に引っ越すことになった。
あの子にちゃんとしたお礼も言えず、いつか会えた時のためにと必死で筋トレすることにした。
中学校の時、待ちに待った再会。
勇気を出して、告白した。
真っ赤になって受け入れてくれた彼女だったけど、その日のうちにフラれた。
絶望のどん底で、どうしたらいいかわからなくなって。
全部忘れるためにイギリスに行ったけど。
結局、何をしていても、彼女からどれだけ遠く離れても、全然忘れられなくて。
前よりも、どんどん好きになって。
きっと、彼女だったらこのスイーツを美味しそうに食べてくれるんだろうな…とか。
この景色、一緒に見たいとか。
やりたい事がずっと雪のように降り積もっていく。
友達でも、いや、ただの知り合いでもいいから側にいたいと思って結局日本に戻った。
戻っただけじゃダメだ。
彼女がどこでどうしているのか、確実に知りたくてSNSを駆使しながら、自分の足で小学校の時のエリアを歩きつぶす。
重ねて、新聞配達もした。
見つけた。
僕の宝。
だから、もう何があっても離さない。
だから。
この気持ちは封印するから。
また明日も僕と話してね。