スーパーNEMO大戦


「あなたたちも、若いのだからチャンスがあるなら、その世界から足を洗いなさいよ。」


 隊長がそんな言葉を口にするが・・・。


「できたら、やってます。」


「その方法が分からないから、俺たちはいつまでも闇の世界の住民なんです。」


 そういいながらも、二人の顔は決して暗いものではなかった。


 闇の世界にいたって、友人はいる。


 お互いの信念を持ち、お互いに進む道は違えど、彼らはずっと友人だ。


 だから、彼らの顔は暗くなかった。


「まぁいいわ・・・あなたたちは、こちらの世界の住民なんだから、いつでも遊びに来なさい。」


「「はい!」」


 こうして、由良くんと悠人くんは、自分たちの町に帰っていった。


 それぞれがそれぞれのところに帰り、日常が始まる。


 まるで夢のような時間が終わり・・・


 世界の危機も通り過ぎ・・・。


「みんな、大変よ!ワイルダーが現れたわ!!」


 今日も世界は平和です。







 おわり
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