かりそめの恋人なのに、溺愛が止まりません
「光高さん、私が愛しているのは光高さんです」

「えっ」

光高はつぐみの言葉に驚きを隠せずにいた。

「私のお腹の子供の父親は光高さんです、だから離婚届けにサインされては困ります」

「本当か」

「正臣に社長はつぐみを愛していないって言ってたって言われて、かりそめの関係だからやっぱりって信じてしまって勝手にショックを受けてました」

「いや、俺は柿崎には五年前からつぐみを愛していると言ったんだが…」

「そうなんですか、正臣に騙されるところでしたね、光高さんが私を諦められずにいてくれてよかったです、もし離婚ってことになったら、私は一人でもこの子を生もうって思ってました」

「つぐみ」

光高はつぐみを抱きしめた。

「簡単に諦められるほど、つぐみへの俺の気持ちはやわじゃない」

光高はつぐみにキスを落とした。

「光高さん、愛しています」

「俺もつぐみを愛している」


                  END
< 46 / 46 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:24

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

俺と結婚してくれ〜若き御曹司の真実の愛

総文字数/34,955

恋愛(オフィスラブ)80ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
村藤潤一郎 潤一郎は村藤コーポレーションの社長を就任したばかりの二十五歳。 大学卒業後、海外に留学した。 過去の恋愛にトラウマを抱えていた。 そんな時、気になる女性社員と巡り会う。 八神あやか 村藤コーポレーション社員の四十歳。 過去の恋愛にトラウマを抱えて、男性の言葉を信じられない。 恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。 そんな時、バッグを取られ、怪我をして潤一郎のマンションでお世話になる羽目に......         2024年9月1日 完結
夜の帝王の一途な愛

総文字数/89,342

恋愛(純愛)207ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
麻生 凌 若くしてホストクラブを経営し、自らカリスマホストNo.1に上り詰めた麻生 凌。 ある日、凌を妬む奴らにボコボコにされ、傷の手当をしてくれたのが結城あゆみだった。 凌はあゆみに一目惚れをした。 一ヶ月後、十五歳年下の凌は、いきなりプロポーズしても、信じてもらえないと思い、 契約結婚を申し出る。 「俺と一緒に暮らさないか」 ところが、凌には重大な秘密があった。 結城あゆみ 四十歳の結城あゆみは、白馬の王子様を夢見るピュアな心の持ち主。 自分の魅力に気づかないあゆみは、恋愛とはかけ離れた人生を送って来た。 傷の手当をした相手は、夢にまで見た白馬の王子様だった。 「なんて格好いいんだろう。 突然の契約結婚の申し出に困惑するあゆみ。 そして、凌の人生の選択をしなければいけないあゆみは果たしてどうするのか。
❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛 第二部六年後再会

総文字数/13,960

恋愛(キケン・ダーク)36ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
我妻力也 我妻組若頭 我妻コーポレーション社長 力也は堅気の女性との結婚を望んでいた。 ある日、極道の正体を隠して、婚活パーティーに参加した。 そこで巡り合ったのは、榊ひとみだった。 力也は一途すぎるくらいに一人の女性に惚れ込む。 極道の世界では、敵対する山城組と抗争を繰り広げている。 何度も命を狙われて、生死を彷徨ったことは何度もある。 榊 ひとみ コンビニでバイトし、夜は我妻組管轄のキャバクラで働いている。 恋人に騙され、借金の連帯保証人になってしまった。 姿をくらました恋人の代わりに、借金を払うことになってしまった。 取り立てにやってくるのは山城組だ。 極道に対して、いい印象は全くない。 会社までやってきて、退職を余儀なくされた。 山城裕太郎 山城組若頭 ひとみの借金の取り立てをしている極道。 我妻組管轄のキャバクラに足を運び、ひとみと出会う。 力也がひとみに思いを寄せていると気づくと、ひとみを自分の管轄のキャバクラで働くように強要する。 初めはひとみを利用しようと思っていたが、次第にひとみに惹かれていく。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop