王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?
聖女と幼なじみと4人での食事3
「それにしても、なんで翔がここに?」
「実は、この前の魔法の授業で伊集院様とペアになり、意気投合したんです!
もっと話してみたくて誘ってみました」
確かに私と翔が幼なじみで仲良いことは知っているだろうし、連れてくるのはおかしいことではないが、
碧人様の前で、翔とさつき様が仲良さそうにするところを見せたくなかった。
おそるおそる碧人様の顔をみると、
やはり不機嫌そうにしていた。
だが、翔はそんなこと全然気にせず、
「おお!サンドイッチどれも美味しそうだな。
美姫はサンドイッチ好きだから良かったな。
そういえばお前小さい頃から食い意地張っていて…」
と、恥ずかしい話をし始めそうだったので、
「翔!やめてよ」と言って、
軽く翔を小突こうとしたとき、
急に碧人様の方に引っ張られた。
「俺も美姫が小さい頃からサンドイッチ好きなこと知ってるけど」
ーそんなこと知っていても得はないのに。
まるで碧人様が嫉妬してるように聞こえる。
碧人様の発言に深い意味ないのにと思いつつ、上手く言葉がでなかったが、
翔がニヤニヤしながら、
「そうかー。じゃあ早速いただきます」と言って食べ始めようとした。
「実は、この前の魔法の授業で伊集院様とペアになり、意気投合したんです!
もっと話してみたくて誘ってみました」
確かに私と翔が幼なじみで仲良いことは知っているだろうし、連れてくるのはおかしいことではないが、
碧人様の前で、翔とさつき様が仲良さそうにするところを見せたくなかった。
おそるおそる碧人様の顔をみると、
やはり不機嫌そうにしていた。
だが、翔はそんなこと全然気にせず、
「おお!サンドイッチどれも美味しそうだな。
美姫はサンドイッチ好きだから良かったな。
そういえばお前小さい頃から食い意地張っていて…」
と、恥ずかしい話をし始めそうだったので、
「翔!やめてよ」と言って、
軽く翔を小突こうとしたとき、
急に碧人様の方に引っ張られた。
「俺も美姫が小さい頃からサンドイッチ好きなこと知ってるけど」
ーそんなこと知っていても得はないのに。
まるで碧人様が嫉妬してるように聞こえる。
碧人様の発言に深い意味ないのにと思いつつ、上手く言葉がでなかったが、
翔がニヤニヤしながら、
「そうかー。じゃあ早速いただきます」と言って食べ始めようとした。