アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました

次に私は吉田君を従え、他の部署を案内して回った。業務課に関連がある部署を巡り、基本的に紹介はせず、その部署の説明だけをしていた。

そして、業務課に限らないけど、かなり関連が深い管理部に差し掛かった時、私は吉田君に「ここで待ってて」と言い残し、中にずかずかと入っていった。目指す先は森山明美。昨夜の差異を作った張本人の彼女に、文句を言うためだ、

彼女のミスのせいで、私は徹夜の処理を余儀なくされた。その恨みを晴らさなければ、腹の虫がおさまらない。というのは大げさだけど、ミスした事の指摘と注意だけはしておきたいと思う。今後は、同様なミスを繰り返す事がないように。