シクシクとワクワクの星
―― 「シクシク、思い出せ。」
―― 「お前は、なぜワクワクを信じたいと思った?」
―― 「ワクワクを知る前の、お前の世界はどうだった?」
シクシクは、ゆっくりと目を閉じた。
静かな暗闇の中に、過去の記憶が浮かび上がる。

何をしても、意味がないと思っていた。
毎日、ため息ばかりついていた。
それが当たり前だった。



でも――

✨ ワクワクを試した時、星が光った。
✨ シンクロが起こった。
✨ ワクワクが伝わり、少しずつ広がっていった。



あれは、本当に偶然だったのか?

ノワノワの言葉が頭をよぎる。



―― 「ワクワクなんて、一時的なものだ。」
―― 「期待した分だけ絶望するんだよ。」
―― 「ワクワクが続いたところで、何か変わるのか?」
―― 「それでお前の世界は本当に変わるのか?」



「……。」



シクシクの心が、揺れる。

そんな時だった。



「シクシク!!」



✨ 眩い光が、暗闇を切り裂いた。



「やっと見つけた……!」



光の中から、ふわふわとした光の生命体が飛び込んできた。



「よかった……消えちゃったかと思ったよ……!!」



その声は、少し震えていた。



「お願い、思い出して! きみは、ワクワクを感じたとき、何を見たの?」



「ワクワク……。」



「うん! ほら、あのとき!✨」



光の生命体は、ぱっと両手を広げた。
シクシクの記憶が、一気に蘇る。



✨ ふわふわの雲に乗った時の心地よさ。
✨ 小さな星が手のひらに落ちてきた時の感動。
✨ 遠くの空が、ほんのり光った時のワクワク。



「それは……。」
「それは、たしかに……あった……!」



シクシクの手が、ぎゅっと握りしめられる。

光の生命体は、まっすぐシクシクを見つめた。



「ねぇ、シクシク。」
「ワクワクが、いつか消えるかもしれないって……怖い?」



「……!」



シクシクは、息をのんだ。



「そ、それは……。」



光の生命体は、そっと微笑んだ。



「怖くてもいいよ。」
「ワクワクを選ぶことが、怖くても。」
「でもね――」
「それでも、ワクワクを 選び続けること だって、できるんだよ✨」



シクシクの心の奥で、何かが はじける音 がした。

「ワクワクは……。」
シクシクは、静かに目を開いた。



「一時的なものかもしれない。」
「だけど……。」



その瞳に、今までとは違う輝きが宿る。



「ワクワクがいつか消えるかもしれない。でも……だからこそ、ぼくは……!」



✨ ドクン――!!



シクシクの胸の奥で、ワクワクの種が眩い光を放った。

光の生命体が、目を見開く。



「……っ!!」



ゴオオオオッ!!!



✨ シクシクの体が、まばゆい光に包まれた。


ノワノワが、思わず後ずさる。



「な、なんだ……!?」



光の生命体が、優しく微笑む。



「よかった……✨ きみは、やっぱりワクワクを選んだね。」



シクシクは、驚いたようにその光を見つめた。



「きみ……いったい……?」

「私は、ゼンシーナ💫」
「きみの中に眠る、ワクワクが生み出す “未来の可能性” ……✨」



「……?」



シクシクは、言葉を失った。

ゼンシーナは、そっと手を伸ばした。



「きみがワクワクを選んだとき――」
「私は、きみと一つになれるの💖」



シクシクの胸が、熱くなった。



「……。」
「きみは、ずっとそばにいたの?」



「うん。」
「きみのワクワクが、本当の力を発揮するその時を待っていた✨」
「私とひとつになれば、きみのワクワクはもっと自由になるよ💫」



ゼンシーナの光が、ますます強くなる。
シクシクは、そっと目を閉じた。



「……ぼくは、ワクワクを選ぶ。」



その瞬間――



💥 ゼンシーナの光が爆発するように広がり、すべてが溶け合った!
💥 シクシクの意識が広がる――まるで、新しい世界が開かれるように。



✨ まばゆい輝きの中で、新たな存在が生まれる――。

🌟 続く…!

次回、第15話「シクシク覚醒!?ノワノワとの決戦!」
ついに、シクシクはワクワクを選び、ゼンシーナと融合を果たした!
しかし、その姿を見たノワノワが驚きの声を上げる――!!
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