重いけどいいの?お嬢サマ
選択肢を与えてるのか、与えてないのか……でも、私が言いたいことは告げた。
後は二人の気持ちがどう転ぶか──
静かに待つことにしようと、佐藤に目配せをし一度部屋を出ようとした……
刹那──
『っ……』
ずっと口が悪かった九重奏矢くんから、涙が溢れ落ち、それを見た矢絃くんからもぼろぼろと涙が頬を伝い床へ落ちていった。
その涙を見れば、答えは分かる。
私は佐藤と顔を見合せ頷き合うと、床に座り込み泣きじゃくる二人の前に座った。
ゆっくりと二人の涙を拭えば、大粒の涙がより流れだし、私にすがるように二人は一晩中泣いた──