恐怖姉妹
危機一髪
「さすが梨里。負けなしだよね」
体育の授業が無事に終わって教室へ戻ったとき、柚柚がそう声をかけた。
「柚柚だって、昨日の小テストでトップだったでしょう?」
「あれくらい簡単だよ」
答えて互いに肩をすくめて微笑み合う。
お互いに邪魔な人間がクラスからいなくなって、心が軽く本来の実力を思う存分に発揮することができている。
今までにない充実感が胸を満たしていた。
その日の放課後に担任の結原先生から奏汰が学校を退学になったと連絡があった。
それもまぁ、仕方のない犠牲だと思う。
体育の授業が無事に終わって教室へ戻ったとき、柚柚がそう声をかけた。
「柚柚だって、昨日の小テストでトップだったでしょう?」
「あれくらい簡単だよ」
答えて互いに肩をすくめて微笑み合う。
お互いに邪魔な人間がクラスからいなくなって、心が軽く本来の実力を思う存分に発揮することができている。
今までにない充実感が胸を満たしていた。
その日の放課後に担任の結原先生から奏汰が学校を退学になったと連絡があった。
それもまぁ、仕方のない犠牲だと思う。