恐怖姉妹
ふたりは手をつなぎあい、そして微笑んだ。
さっきまでの焦りや恐怖が驚くほどスーッと消えていく。

「できるよね、柚柚?」
「もちろんできるよ、梨里」

できる。できるよ、ふたりなら。
それはふたりにとっての掛け声だった。
すべてを言い終えた瞬間、ふたりは同時に用水路へと飛び込んでいたのだった。
< 230 / 233 >

この作品をシェア

pagetop