恐怖姉妹
実際に拓真の動きをはじめて見た柚柚も目が釘付けになってしまっている。
「ねぇ、先輩たちの拓真くんのファンなの?」
双子に気が付いた後輩が声をかけてくる。
そしてふたりを交互に見つめて「そっくり!」と、目を丸くした。
「別に、ファンとかじゃないよ」
梨里がすぐに否定する。
運動が得意なのはいいとして、こうしてチヤホヤされているのを見るとなんだか胸がムカムカしてくる。
モテるためにスポーツをしているのではないかと、へんに勘ぐってしまうのだ。
「なぁんだ、それならよかった。こんな可愛い双子のファンがいたら、拓真くんそっちに行っちゃうと思ったんだよねぇ」
「ねぇ、先輩たちの拓真くんのファンなの?」
双子に気が付いた後輩が声をかけてくる。
そしてふたりを交互に見つめて「そっくり!」と、目を丸くした。
「別に、ファンとかじゃないよ」
梨里がすぐに否定する。
運動が得意なのはいいとして、こうしてチヤホヤされているのを見るとなんだか胸がムカムカしてくる。
モテるためにスポーツをしているのではないかと、へんに勘ぐってしまうのだ。
「なぁんだ、それならよかった。こんな可愛い双子のファンがいたら、拓真くんそっちに行っちゃうと思ったんだよねぇ」