恐怖姉妹
授業時間が残り10分になり、十分に活躍した梨里は一足先に片付けを開始していた。
と、その時だった。
外のグラウンドからキャア! と女の子たちの悲鳴が聞こえてきて梨里は窓辺へと近づいた。
遠いけれどここからでもグラウンドの様子を確認することはできる。
グラウンドのフェンス周辺にはまた、男子たちの授業を見ている女子生徒たちがいるのだけれどその数が先日の倍になっていることに気が付いた。
「なにあれ」
思わずそう呟いたとき、後ろに柚柚がやってきた。
「あれってもしかして制服で授業受けてる?」
目を細めた柚柚に言われて、グラウンドでサッカーをしているひとりが制服のままだということに気が付いた。
と、その時だった。
外のグラウンドからキャア! と女の子たちの悲鳴が聞こえてきて梨里は窓辺へと近づいた。
遠いけれどここからでもグラウンドの様子を確認することはできる。
グラウンドのフェンス周辺にはまた、男子たちの授業を見ている女子生徒たちがいるのだけれどその数が先日の倍になっていることに気が付いた。
「なにあれ」
思わずそう呟いたとき、後ろに柚柚がやってきた。
「あれってもしかして制服で授業受けてる?」
目を細めた柚柚に言われて、グラウンドでサッカーをしているひとりが制服のままだということに気が付いた。