ホスト科のお世話係になりました
みんなに笑われた汰斗が不機嫌になっていないだろうかと視線を向けると、本人は満足そうな表情でソファに座って腕組みをしていた。

みんなを笑わあせて元気にするために、自分から用意したみたいだ。

「それじゃ改めて、大を励ます会アーンド愛美ちゃん毎日ありがとう会を開始します!」

侑介の言葉に私は「え?」と聞き返す。
大を励ます会じゃなかったの?

「愛美ちゃんはわけもわからずここにきたのに、毎日ボクたちのために色々してくれて、本当に感謝してるんだ。だから、この機会に一緒にお礼する会を開こうと思ったんだ」

侑介の説明を聞いて胸の奥がジンッと熱くなるのを感じる。
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