その息尽きるまで時間は無限
口が止まった。

今俺が話そうとしたのは、濡沢が叫んでいたあのセリフ。


『お前の息が尽きるまで、私は死なない。』




大声で言っていたから、その時は廊下にいたあおいたちにも聞こえていたか、と聞こうと思ったが。






思い出して、自分で導いた意味を思い出し、また吐き気がきた。



「…?どした?」

「あ…あ、やっ……。…」

「というかって、何が…?」

「あっと…、情けねえけど、さ、俺、しばらくは濡沢に対抗できねぇわ。」


「……そりゃ、私も、佳凪も、楓も、今は無理でしよ。
カーストひっくり返されたんだしさ。」


「っ、そう、だな。」


とっさに言い訳をしたが、あおいも俺と同じ考えで、余計立ち位置を自覚しただけだった。
< 105 / 180 >

この作品をシェア

pagetop