その息尽きるまで時間は無限

生活

あれからどれだけの時間が経ったのだろう。

私は惨めにトイレの床を掃除していた。

まだセーラー服と髪の毛は乾いてなかった。

口もまだ臭い。頭もクラクラする。

窓から外を見ると、すでに赤くなっていた。


親は夜まで仕事に行っているし、遅くまで学校にいることに心配はない。

トイレットペーパーで汚水を吸収する。

ため息しか出てこない。

その度にトイレの匂いが口からして、毎度うがいをする。

髪の毛やセーラー服は、早く家に帰って洗おう。
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