その息尽きるまで時間は無限
階段を降りて、両親に挨拶を。


「おはよ」

「うん、おはよう。」

「おはよう」



いつも通りの日常。

父さんは相変わらずコーヒー片手にテレビのニュースを見ている。







「真ー、お父さん、できたよ」


「あーい」

「ん。」


母さんから声がかかる。

味噌汁のいい香り。




椅子に座って、いただきますと言い、味噌汁を口に含む。


崩れた豆腐も細々入ってくる。


そして、いつも通り父さんが俺の隣に座ろうとした時。
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